【初心者向け】オープンラックで叶える!お気に入りを主役にする「見せる収納」と心地よい空間
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増え続ける好きなキャラクターグッズやアクセサリーなど、大切なコレクション。眺めているだけで心が癒される一方で、「どうすればおしゃれに飾れるのだろう」「部屋がごちゃついてしまう」といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。隠す収納だけでは味気なく、かといって全部出すと散らかって見える、というジレンマに陥ることもあります。
そこで今回は、収納初心者の方でも手軽に取り入れやすい「オープンラック」を活用した、お気に入りを主役にする「見せる収納」と、心地よい空間作りのためのアイデアをご紹介いたします。コレクションをただ置くだけでなく、美しくディスプレイし、日々の生活に彩りを加えるヒントを見つけていきましょう。
オープンラックが「見せる収納」に最適な理由
オープンラックとは、背板や側板がない、あるいは一部が開放されている棚のことです。壁面収納や密閉型の収納家具とは異なり、空間に圧迫感を与えにくく、お気に入りのコレクションをいつでも眺められる「見せる収納」に最適なアイテムです。一人暮らしのお部屋でも、限られたスペースを有効活用しつつ、おしゃれなインテリアの一部として取り入れやすい点が大きな魅力です。
1. オープンラック選びのポイント
まず、お部屋の雰囲気や置きたいコレクションに合わせて、最適なオープンラックを選ぶことが大切です。
- 素材で印象が変わる
- 木製: 温かみがあり、ナチュラルや北欧テイストのお部屋に馴染みやすいです。コレクションの色味を引き立て、落ち着いた印象を与えます。
- スチール製: スタイリッシュでモダン、インダストリアルな雰囲気に合います。軽やかな印象で、コレクションをすっきりと見せたい場合に適しています。
- ガラス製: 透明感があり、よりコレクションを際立たせたい場合に効果的です。高級感も演出できます。
- サイズと配置場所
- 置きたいスペースの寸法(幅、奥行き、高さ)を事前に測りましょう。特に奥行きは、コレクションを無理なく置けるか、通路を妨げないかを確認する上で重要です。
- デスクの横、ベッドサイド、リビングの一角など、どこに配置するかを具体的にイメージすると、サイズ選びがしやすくなります。
- 棚板のタイプ
- 固定棚: シンプルで安定感があります。
- 可動棚: コレクションの高さに合わせて棚板の位置を調整できるため、さまざまなサイズのアイテムを飾る際に非常に便利です。初心者の方には可動棚タイプがおすすめです。
2. コレクションを主役にする飾り方のコツ
オープンラックを選んだら、次はいよいよコレクションを魅力的に飾るための実践的なアイデアです。
(1) テーマや色でまとめる
無作為に並べるのではなく、テーマ(例:キャラクター別、シリーズもの)や色(例:暖色系、パステルカラー)でグループ化して配置すると、統一感が生まれ、洗練された印象になります。例えば、好きなキャラクターのグッズはまとめて一箇所に、アクセサリーは色別に並べるといった工夫です。
(2) 余白を意識して配置する
コレクションをたくさん並べたい気持ちはよく分かりますが、棚にぎゅうぎゅうに詰め込むと、かえってごちゃついて見えてしまいます。それぞれのアイテムが呼吸できるような「余白」を意識して配置することで、一つ一つのコレクションがより引き立ちます。飾りたいアイテムの半分〜7割程度に抑えるのが目安です。
(3) 高低差をつけてリズム感を出す
同じ高さのアイテムばかりを並べると、単調な印象になりがちです。ディスプレイスタンドや小さな箱、ブックスタンドなどを活用して、高低差をつけましょう。奥に背の高いもの、手前に背の低いものを置くなど、奥行きも意識すると、リズム感のある魅力的なディスプレイになります。
(4) グループ化と奥行きの演出
関連性の高いアイテムは、いくつかまとめてグループとして配置しましょう。例えば、同じキャラクターのフィギュアと関連する小物、といった具合です。また、手前に小さなアイテム、奥に少し大きめのアイテムを置くことで、棚全体に奥行きが生まれ、立体的な見え方になります。
(5) 間接照明で魅力を引き出す
夜間や薄暗い場所では、コレクションの魅力が半減してしまいます。小型のLEDスポットライトや、棚の裏側に仕込む間接照明(テープライトなど)を取り入れると、コレクションが幻想的にライトアップされ、ぐっと雰囲気が増します。手軽に始められる電池式のタイプもおすすめです。
3. ごちゃつきを防ぐ「隠す収納」も賢く活用する
オープンラックは「見せる収納」がメインですが、すべてのアイテムを見せる必要はありません。細々としたものや、生活感が出やすいものは、上手に隠すことで、全体のすっきり感を保つことができます。
- デザイン性の高い収納ボックス: オープンラックの棚板の一部に、おしゃれなデザインの収納ボックスやバスケットを置きましょう。中身が見えないため、散らかりがちな小物や、ストック品をすっきりと収納できます。
- 引き出し付きのミニチェスト: 小さな引き出し付きの収納をオープンラックの一角に設置するのも良い方法です。アクセサリーや文房具など、細かく仕分けたいアイテムに最適です。
- 定期的な見直しと整理: 定期的にコレクションを見直し、必要のないものを手放したり、配置を変えたりすることも重要です。アイテムの量を適切に保つことが、心地よい空間を維持する秘訣です。
お気に入りと共に、あなただけの心地よい空間を
オープンラックを活用した「見せる収納」は、単にものを整理するだけでなく、お気に入りのコレクションを日々の暮らしの中でより身近に感じ、楽しむための素晴らしい方法です。今回ご紹介したアイデアは、どれも収納初心者の方でも手軽に始められるものばかりです。
少しずつ試しながら、あなた自身のセンスでアレンジを加えてみてください。お気に入りのものに囲まれた、あなただけの心地よい空間作りを、ぜひ楽しんでいきましょう。