増え続けるコレクションを心地よく配置!隠す収納と見せる収納で叶える部屋づくり
お気に入りのキャラクターグッズやアクセサリー、趣味の雑貨など、大切なコレクションが増えていく喜びは格別です。しかし、それらが部屋に溢れかえり、「どこに置いたらいいのか分からない」「ごちゃついて見える」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。コレクションは隠すだけでなく、美しく飾ることで、日々の暮らしに心地よさをもたらす大切な存在です。
この記事では、増え続けるコレクションと上手に付き合い、部屋をすっきりと見せながら、お気に入りも活かす「隠す収納」と「見せる収納」のバランスの取り方や具体的なアイデアをご紹介します。初心者の方でもすぐに実践できるヒントを盛り込みましたので、ぜひ参考になさってください。
隠す収納で空間にゆとりと整頓をもたらす
コレクションの中には、どうしても生活感が出てしまうものや、たくさんありすぎて飾りきれないものもあるでしょう。そうしたアイテムは「隠す収納」を上手に活用することで、部屋全体にすっきりとした印象を与え、空間にゆとりを生み出すことができます。
1. 収納アイテムの選び方
隠す収納に使うアイテムは、部屋の雰囲気に合わせて統一感を持たせることが重要です。
- フタ付き収納ボックス: 中身が見えないため、細々としたものをまとめて収納するのに最適です。重ねられるタイプを選べば、縦の空間も有効活用できます。素材は、布製、プラスチック製、木製など、部屋のインテリアに合うものを選びましょう。
- 引き出し収納: チェストやカラーボックスに収まる引き出しは、分類しやすく、必要なものをサッと取り出せる利便性があります。プラスチック製だけでなく、布製や紙製など、デザイン性の高いものも豊富にあります。
- バスケット・カゴ: 天然素材のバスケットやカゴは、温かみのある雰囲気を演出しながら、ブランケットや雑誌、ぬいぐるみなど、比較的大きなものをさりげなく収納するのに役立ちます。
2. 配置のアイデア
隠す収納は、目につかない場所や、家具の一部として溶け込ませるのがポイントです。
- デッドスペースの活用: ベッド下収納や、クローゼットの上部、家具の隙間など、普段使われていない空間を有効活用しましょう。
- 収納家具との組み合わせ: 見た目を重視するオープンシェルフの下段にフタ付きボックスを置いたり、テレビボードの引き出しに小物類を収納したりするなど、既存の家具と組み合わせることで、自然な形で収納力をアップさせられます。
見せる収納でお気に入りを主役にする
コレクションは単にしまうだけでなく、お気に入りを厳選して飾ることで、部屋を自分らしい心地よい空間に変えるインテリアの一部となります。
1. 飾るアイテムの選び方
すべてを飾ろうとすると、かえってごちゃついて見えてしまいます。お気に入りをより魅力的に見せるためには、アイテムを「厳選する」ことが大切です。
- テーマを決める: 「色」「素材」「シリーズ」「キャラクター」など、飾るアイテムに共通のテーマを持たせることで、まとまりが生まれ、洗練された印象になります。
- 「今」のお気に入りを選ぶ: 季節ごとに飾るものを変えたり、その時の気分で一番好きなものを選んだりすることで、ディスプレイに新鮮さを保てます。
2. 飾り方のコツ
ディスプレイは、ただ並べるだけでなく、いくつかのポイントを押さえることで、より魅力的に演出できます。
- グループ化と余白: 同じテーマのアイテムはまとめて飾り、その周りには適度な余白を残しましょう。余白があることで、飾られたものが際立ち、ゆったりとした印象になります。
- 高さのバランス: 異なる高さのアイテムを組み合わせたり、スタンドや小さな台座を使ったりして高低差をつけることで、単調にならず、リズム感のあるディスプレイになります。
- 背景の活用: 壁の色や素材、小さな布を敷くなど、飾るものの背景を意識すると、アイテムがより引き立ちます。壁にウォールシェルフを取り付けて立体感を出すのも良いでしょう。
- 照明の活用: スポットライトや間接照明を使って、お気に入りのコレクションを照らすことで、よりドラマチックで美しい空間を演出できます。
隠す収納と見せる収納のバランスが心地よい部屋を作る
心地よい部屋を作るには、隠す収納と見せる収納のどちらか一方に偏るのではなく、両者を上手に組み合わせることが鍵となります。
1. 「隠すもの」「見せるもの」の基準を決める
- 頻繁に使うもの、特別に愛着のあるもの: これらは「見せる収納」で、いつでも眺められる場所に配置しましょう。
- 使用頻度の低いもの、色や形がバラバラで統一感が出にくいもの: これらは「隠す収納」で、すっきりと片付ける場所を確保します。
2. ミックス収納家具を取り入れる
ガラス扉のついた棚と引き出しが一体になったキャビネットなど、一部を見せつつ、一部を隠せるタイプの収納家具を活用するのも良い方法です。オープンシェルフにフタ付きボックスを組み合わせるのも、この考え方の一つです。
3. 部屋全体の統一感を意識する
収納アイテムやディスプレイ雑貨の色、素材、テイストを部屋全体のインテリアに合わせることで、一体感が生まれ、より洗練された心地よい空間が完成します。例えば、ナチュラルテイストの部屋には木製や天然素材のアイテムを、モノトーンの部屋には無彩色やシンプルなデザインのアイテムを選ぶといった具合です。
まとめ
増え続けるコレクションを前に、「片付けが進まない」と悩む必要はありません。隠す収納で空間にゆとりを作り、見せる収納でお気に入りを主役にする。この二つのバランスを上手に取ることで、部屋は散らかることなく、あなたらしい心地よい空間へと変化します。
ご紹介したアイデアは、どれもすぐに実践できるものばかりです。完璧を目指すのではなく、まずは「これならできそう」と感じる小さな一歩から始めてみてください。あなたのお気に入りが、毎日を彩る素敵なインテリアの一部となり、日々の暮らしに癒しと喜びをもたらしてくれることでしょう。